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★★★★

2024-09-11

昔、アニメを毎週 楽しみにしていました。ソフト化されていないとはビックリです（ささやかですが、ソフト化祈願の御布施です）。フューチャーメンのセリフは、脳内で声優さんの声に変換されますが、カーティスは、ちょっと乱暴で、当時の印象と違いますね。 第1巻から、各事件で別々の惑星が舞台となり、「今回は、どの惑星だろう?」とワクワクします。「太陽系九惑星」と言うフレーズ、各惑星に原住民が居る、などはゾクゾクする設定で、アニメ版では否定されているのが残念です。 「輝く星々のかなたへ!」ですが、解説にもある通り、「水星（と水星人）を救う為に、宇宙創造の秘密を手に入れる」と言う、凄まじいギャップに唖然とします。これが古典SF（スペースオペラ）の醍醐味ですね。前巻に続き、太陽系住民のオリジンが語られます。また、アンタレス人なども登場、フューチャーメンと友情を育みます。もっとも、そんな遠方に出かけたところで、相対する勢力の闘争に巻き込まれるのが、お約束ですが（笑）。 「月世界の無法者」は、珍しく、前話からの直接、続いた展開になっています。今回はキャプテンが指名手配を受け、惑星パトロールの組織力の恐ろしさを感じさせられます。また、フューチャーメンのホームである月がメイン舞台となります。終盤のキャプテンの「奥の手」には、本当に驚かされました。悪役に転向する事も可能な訳で、カーティスの人格（普段の自制心）に感心させられました。

• masa.ita3
• 31歳
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★★★★★

2024-09-25

あちこちの書評で絶賛されていても、滅多に読む気がしなかったものだが、本書は、評論家の豊崎氏の書評が心に響いて購入。過去と現在をいったりきたりしながら、ひとつ謎が解けると、またひとつ新たに謎がうまれる展開に、どんどん読み進む。愛すべきキャラクターもいっぱいで、本当に面白かったです。主人公に近しい「ハンナ」のこと、きっと誰もが好きになるんじゃないでしょうか。惜しむらくは、終盤、主軸の謎が解かれるとき、その必然性や意外性に欠け、やや強引で尻すぼみ気味なこと。それを補ってあまりある面白さです。

• ファニ9164
• 39歳
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★★★★

2024-09-18

ジェーンシリーズの最新作。シリーズが進み、キャラクターの描き方も、謎解きの展開もキレが鈍ったように思うが、もともとのキャラクターや背景に魅力を感じているので、ま、いっかという感じ。

• アドちゃん3125
• 27歳
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★★★★★

2024-09-23

コンウォールの匂いがしてきそうな、大好きなシリーズの新作。本作は、荒涼としたムーアに、現代の便利な道具を使わずに姉妹ふたりきりで暮らす怪しい姉妹を中心にしたミステリ。くっついたり離れたりの主人公と警官の微妙な距離のゆくえも気になるが、シリーズが進んで、ミステリの主軸や展開の意外さがぼやけてきた感があるか。でも舞台がコンウォールだから許す。

• ウサギと散歩
• 35歳
• アトピー
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